• ロスが身近に感じられる嬉しい時間
<must= have to?>

両方とも「〜しなければいけない」という意味で教わる「must」と「have to」。
「基本must=have to、でもmustは”命令”でhave toは”必要性”」mustはよほどの事がない限り使わないほうがいいと
言われたりして、何となく分かっているようで分かっていない
mustと have to。意味は両方とも「~しなくてはならない」です。

mustは「自ら望んでの選択」
have toは「環境による選択」

★ must

mustを使う場合、話し手自身がその内容を「やらなくちゃ」と思っていることになります。
自分から出ている感情が行動の原因になっているのです。

例えば、「私は英語の勉強をしなくてはならない。」と
言いたい場合:

「I must study English.」と言う場合、その理由は【来月アメリカに留学するから」のような主観的な意志で行っています。
つまり、行動に移させているのは自分の内側からの出ています。

★ have to

have toを使う場合は、話し手が他の”何か”や”誰か”が原因になって行動を起こすことになります。

「私は英語の勉強をしなくてはならい。」を
I have to study English.と言うと、mustとは逆で「友達が一緒に勉強をしよう」と言ったから、「テストがあるから」のような理由がついてきます。

こちらの場合、行動を起こさせているのが外側からの圧力のようなものになります。

mustは「(自分の為に)やらなくては」、
have toは「やむをえず」といった感じです。
だからと言ってhave toが「嫌々」という意味を持っている訳ではなく、mustよりも理由が客観的ということなのです。

例:

1:「髪を切らなきゃ」と言う場合。

「I must get my hair cut.」→自己選択なので、この発言には「髪型が気に入らないから」「イメージチェンジをしたいから」などの理由が当てはまります。
mustの意味を強い意味で捉えていると「えっ!?」と意外に思うかもしれませんが、上の理由は話し手自身の感情なので、mustでOKです。

「I have to get my hair cut.」→自分の気持ちよりも外的要因により髪を切らなければいけない状況。例えば「学校の規則だから」
「夏が近いのできっておかないと」などの理由が出てきそうですね。

2:「I must stop smoking」→自己選択、つまり自分でも辞めなくてはと思っている理由が当てはまります。
=I want to stop smoking.ですね。

【I have to stop smoking」→自分で止めたいと言うよりも
医者などに言われた、会社でもタバコが吸えなくなった。などの
外的要因によってタバコを止めなくてはいけない状況です。

3:「I must go.」→不本意だけどもう行かなきゃ、というニュアンスはありません。「もう話している余裕などない、私は行くわよ!」という本気の退席。

「I have to go.」→「そろそろ行かなきゃ!」にぴったりの表現。自分の意志ではなく、あくまで状況的に、仕方なく言っている。

最後に否定文:

否定文になるとmustは「してはいけない」
have toは「しなくてよい」

「You must not do that.」→「それをしない(not do that)」ことが「主観で強く(must)」なので、結果「あなたはそれをしてはいけない」という強い意味に。

「You don’t have to do that.」→「しなければいけない(have to do that)」が「ない(don’t)」なので、「あなたはそれをしなくてよい」という文章になりますね。
おわりに

「主観・内的」mustと「客観・外的」have toという真逆のイメージをつかむと、mustとhave toの使い分けは思った以上に簡単ですよ。

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By Yoko
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★写真は陽子と愛犬のメンチ!本日撮りました。☆