
職場や日常生活で「あの人、本当にイライラさせる!」と感じた経験は誰にでもあるはずです。そんな気持ちをネイティブらしく表現できるイディオムが get on one’s nerves です。感情を自然に伝えるために、ぜひ使いこなせるようになりましょう。
get on one’s nerves は「(人の)神経に障る・イライラさせる・腹を立てさせる」という意味のイディオムです。
nerve(神経)に直接触れるイメージから、「神経をざわつかせる=イライラさせる」と覚えると自然に記憶できます。
[人・物・行動] + get(s) on + [人]’s nerves
「〇〇が(私・あなた・彼女などの)神経に障る/イライラさせる」
• 主語:イライラさせる側の人・物・行動
• one’sの部分:my / your / his / her / their などに変化
上司や同僚の言動にストレスを感じるとき、友人や家族に愚痴をこぼす場面で使います。
He gets on everyone’s nerves at the office.
彼はオフィスで誰をもイライラさせている。
She always cuts me off in meetings — it gets on my nerves so much.
彼女はいつも会議中に私の話を遮る。本当に神経に障る。
家族の癖や友人の行動がストレスになるとき、気軽に使えるカジュアルな表現です。
His constant complaining gets on my nerves.
彼がいつも文句を言っているのがイライラする。
My little brother gets on my nerves when he borrows my stuff without asking.
弟が断りなく私の物を借りるとイライラする。
人だけでなく、音・状況・習慣なども主語になれます。
Waiting in long lines gets on my nerves.
長い列に並ぶのはイライラする。
All these pop-up ads are really getting on my nerves.
これらのポップアップ広告、本当に腹が立つ。
really や absolutely を加えることで、怒りや不満の強さを表現できます。
Honestly, his attitude absolutely gets on my nerves.
正直言って、彼の態度には本当に腹が立つ。
🗣 会話例①:新しい職場の愚痴を話す友人同士
🗣 会話例②:家族間でのちょっとした言い合い
「イライラする・腹が立つ」を表す表現は複数ありますが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
get on one’s nerves
→ じわじわと、継続的にイライラさせる。習慣や繰り返しの行動に対してよく使う。
例:He gets on my nerves every day.
類似表現:He wears on my nerves. / He tries my patience.
annoy
→ 一時的・短期的なイライラ。よりシンプルで直接的な動詞。
例:That noise is annoying me.
類似表現:That noise is irritating me. / That noise is bugging me.
bother
→ 軽いレベルの不快感や迷惑感。やや丁寧なトーン。
例:Does the noise bother you?
類似表現:Does the noise disturb you? / Is the noise a problem for you?
drive someone crazy / up the wall
→ 非常に強いイライラ。口語的・インフォーマルな表現。
例:This traffic is driving me crazy.
類似表現:This traffic is driving me up the wall. / This traffic is driving me nuts.
会話例に登場した big shot(大物・有力者)のように、同じ意味を持つ表現が英語にはいくつかあります。
• big fish →「大海の大きな魚」→ 影響力のある人物
• big wig → やや古風・フォーマルなニュアンス
• big wheel → 組織の中で重要な役割を持つ人
• big deal →「重要人物」の意味でも使われる(文脈による)
• be fed up with ~ → ~にうんざりしている
例:I’m totally fed up with his excuses.(彼の言い訳にはもううんざり。)
• tick someone off → 誰かを怒らせる(インフォーマル)
例:It really ticks me off when people are late.(人が遅刻するのは本当に頭にくる。)
⚠️ 注意点①:主語はイライラさせる「側」
❌ I get on my nerves.(意味が通らない)
✅ My boss gets on my nerves.(上司が私をイライラさせる)
→ 主語は「イライラさせる原因(人・物・行動)」、目的語は「イライラしている人」になります。
⚠️ 注意点②:nerves は必ず複数形
❌ get on my nerve
✅ get on my nerves(複数形の s を忘れずに)
⚠️ 注意点③:フォーマルな場面での使用に注意
このイディオムはカジュアルな口語表現です。ビジネスメールや公式の場では、I find it frustrating や It’s quite irritating などのより丁寧な表現を使いましょう。
✅ ポイント①:get on one’s nerves は「継続的にイライラさせる」ときに使うイディオム。nerves は必ず複数形で使う。
✅ ポイント②:主語は「イライラさせる側(人・物・行動)」、目的語の所有格(my / your など)は「イライラしている人」に合わせて変化させる。
✅ ポイント③:カジュアルな会話で使いやすい表現。フォーマルな場では I find it frustrating などに言い換えると自然。類似表現(annoy / bother / drive someone crazy)との使い分けも意識しよう。