“catch-22”
【板ばさみ状態のジレンマ」「どうしようもない」
「ジレンマの状況、状態」「矛盾した状況」「お手上げ】
▲ catch-22″は、もともとアメリカ空軍パイロットに対する、
軍務規則の条項名で、ジョーゼフ・ヘラー(Joseph Heller)の小説『Catch-22』(1961年)が語源だそうです。
この小説の主人公が、自分が精神障害にかかっていることを
理由に除隊を申し出ると、「自分で自分のことを精神障害と
判断できるということは、精神障害ではない」と判断されて、
除隊を認めてもらえないというジレンマに悩むことかta
、”catch-22″がこのような意味で使われだしたそうです。
(参考『The American Heritage Dictionary of Idioms』)
⇒ ダイヤローグ
Wife: Did you get the loan? 「融資してもらえたの?」
Husband: The bank manager said it would take a few more weeks till we get the loan.
「銀行のマネージャーは、ローンがもらえるまで、
あと数週間かかるって言っていたよ」
Wife: We can’t wait another week! You know that.
What are we going to do?
「あと1週間も待てないのよ。わかっているでしょう!
どうするのよ?」
Husband: I should borrow some money from my parents.
What do you make of it?
「親に借りるよ。どう思う?」
Wife: No! No way!
We are not borrowing any money from them.
「ダメ! 絶対にダメよ!
あなたの親からは借りるつもりはないわ」
Husband: I am in a catch-22. I don’t know what to do.
「お手上げだよ。どうしていいかわからないよ」
▲ ”What do you make of it?”は、
“How do you take it?”や
“How do you see it?”と同様に、
「それについてどう思う?」という意味です。
相手の意見を聞きたいときに使ってください。
“What do you think of it?”も同じ意味ですね。
★今日は私の最初の書籍「英語で楽しく雑談できる本」を写真に使いました。イデオム+スラング満載の本です。